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「アドラ・マジック・シティ」の命名・引渡式開催
2023.11.07
外国船社
アドラ・クルーズは4日、中国で初めて新造した大型客船「アドラ・マジック・シティ」(13万5500トン)の命名・引渡式を上海の外高橋造船所で行った。命名者は敦煌学院名誉会長の范金石氏。同船は来年1月1日、上海を母港に就航する。
式典にはアドラ・クルーズ、造船所の代表者らはじめ、政府、中国船舶工業集団(CSSC)、メディア、旅行会社などの関係者が出席した。マジック・シティのセーリング・アンバサダーに就任した范氏は「アドラ・クルーズが海のシルクロードを航海し続けることを願っている」と語り、安全を祈念した。范氏はユネスコ世界遺産・敦煌の研究者と知られる。
同船にはアジア初のビール醸造所を船内に設置。エンターテイメントでは中国の大手制作会社と組んでシアターを導入し、オリジナルのコメディ作品を提供するほか、中国で人気の積み木玩具ブランドと提携し、子供向け施設を開設する。就航時には5Gインターネット接続も可能になる。
マジック・シティは上海発着の4泊〜6泊クルーズで福岡、長崎、沖縄に寄港する。