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フランスのアトランティック造船所は8日、セレブリティ・クルーズ向けの新造船「セレブリティ・アセント」（14万600トン）を引き渡した。同船は12月3日フォートローダーデール発の東カリブ海クルーズ7泊で正式にデビュー。来年4月下旬まで東・西カリブ海を交互に就航した後、夏季は地中海に展開する。

アセントはセレブリティが建造を進めている「エッジ・シリーズ」の第4船。引渡式にはロイヤル・カリビアン・グループ（RCL）の社長兼最高経営責任者（CEO）のジェイソン・リバティ氏、セレブリティ社長のローラ・ホッジス・ベスゲ氏、アトランティック造船所総支配人のローラン・キャスタン氏をはじめ、船長、乗組員1400人が船上の祝賀会に出席した。

アセントは昨年就航したシリーズ第3船の「セレブリティ・ビヨンド」と同型で、第1船の「セレブリティ・エッジ」（12万9500トン、2018年就航）、第2船の「セレブリティ・アペックス」（同、2021年就航）に比べサイズアップし、デザインも大幅に変更している。長さは10メートル長く、デッキは1層高く、客室は179室増やした。パフリックスペースも拡張した。

同船には「マジック・カーペット」と呼ばれる昇降式レストランのほか、スイート利用者専用の2階建てサンデッキ、プランジ・プールを備えた2階建ての上級客室、屋上庭園、船尾デッキに設けた複数のサン・セットバーなど、ユニークなアイデアが数多く盛り込まれている。

写真提供:セレブリティ・クルーズ