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MSC、21万トン超のワールド・クラス2隻を発注
2023.11.14
外国船社
MSCクルーズは13日、フランスのアトランティック造船所に液化天然ガス(LNG)燃料船2隻を発注した。「ワールド・クラス」の第3船、第4船で、引き渡しは2026年と2027年。契約には5番目のオプションも含まれている。
今回新たに発注した船には、シリーズ第1船の「MSCワールド・エウローパ」(21万5863トン、2022年就航)と第2船「MSCワールド・アメリカ」(同、2025年就航予定)を超える先進の環境対策が施される。
エウローパ、アメリカは国際海事機関 (IMO) のエネルギー効率設計指数 (EEDI) 要件を大幅に上回っているが、第3・4船は二酸化炭素排出量をさらに削減する熱回収やその他の技術ソリューションを活用。エネルギー効率を最大化し、ワールド・クラスの進化版となる。新しい船はバイオメタンや合成メタン、グリーン・メタノールなどのさまざまな代替燃料にも対応し、メタン・スリップを低減した次世代の二元燃料エンジンを搭載する予定。
また、同社は港湾での炭素排出量を削減するための陸上電源プラグイン接続、最先端の廃水処理システムの導入、廃棄物管理の改善、船内エネルギー効率の高い機器の装備などを引き続き進めていく。
写真:MSCワールド・アメリカ 提供:MSCクルーズ
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