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MSC、オーシャンケイの新たな開発計画を発表

2023.11.24
業界

MSCクルーズはこのほど、バハマのオーシャンケイMSC海洋保護区の新たなインフラ開発プログラムを発表した。フィリップ・デービス首相、副首相兼観光・投資・航空大臣のチェスター・クーパー氏はじめ、政府関係者らが出席し協定に署名した。マリンスポーツや現地の旅行を支援するサポート・センターの開設や、スタッフ向けの宿泊施設の増築を計画している。

 

乗客向け施設としては、ウォータースポーツや島のツアーをサポートするエクスカーション・センターの導入や、シーダイビングやシュノーケルセンター、飲食店などを追加する。

 

オーシャンケイはMSC財団による「スーパーコーラル・プロジェクト」の本拠地で、生物学者、サンゴ礁の研究者、学生向けに海洋保護センターを建設。パビリオン、講堂、サンゴの展示水槽などを通じて、海洋生態系の重要性と世界の海洋を保護する必要性について乗客に訴えていく。

 

オーシャンケイの温室効果ガス排出ゼロを目指すMSCクルーズは、その目標の一環として3番目の太陽光発電施設を設置する。さらに、最新の廃水処理施設、島の持続可能な環境を発展させるための造園も計画している。木、草、低木を利用して浸食を防ぎ、植生を改善し、生態系の保護をサポートする。

 

島のスタッフは150人から280人増員するため、宿泊所を拡充する。また、船員など海事分野への進出を志すバハマ人のために、大学はじめ地元教育機関を支援することも約束した。

 

写真提供:MSCクルーズ

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