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RCI、日本市場ではシンガポール発着が人気、若年層も増加

2023.12.01
業界

ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(以下、RCI)と同社の日本総代理店を務める株式会社ミキ・ツーリストは28日、都内にて「トラベルパートナーズパーティー2023」を開催。日本マーケットにおいてはシンガポール発着クルーズの需要が高く、さらに若年層がクルーズを選択している傾向が見られると発表した。特に年末年始に実施したシンガポール発着クルーズでは0~19歳が全体の20%以上を占めたという。

 

同パーティーでは2023年におけるクルーズ市場の動向や今後の展望、日本市場における販売強化施策などの方針について発表。旅行会社、メディア、SNSインフルエンサー、港湾関係者、航空会社関係者、政府観光局などが出席した。

 

RCI日本総代理店であるミキ・ツーリストの日根克巳代表取締役社長は、RCIでは特にシンガポール発/着クルーズの需要が高く、中でも2023年7月、8月に実施した日本への片道クルーズは、リピーターのみならず家族層、ミドル層など幅広い乗客が集ったとした。

 

RCIアジア太平洋地区のマネージングディレクター兼副社長であるアンジー・ステファン氏は、RCIの2023年9月末時点での乗船者数は約570万人で、パンデミック前の2019対比で15%増加、売上高は2019年対比で77%増加、第四四半期終了時には更に増加する見込みだとした。2024年はカリブ海に23隻、ヨーロッパに6隻、アラスカに4隻、北米東海岸に4隻、北米西海岸に1隻、オセアニアに3隻、アジアに2隻を配船。アジアではシンガポールに加えて新たに上海発着、香港発着クルーズを設定する。さらにRCIが寄港するデスティネーションの中で顧客満足度が最も高かったのは、RCIが保有するバハマのプライベートアイランド「パーフェクトデイ アット ココケイ」だったと明かした。

 

ミキ・ツーリストの百武達也クルーズカンパニー カンパニー長は、世界のクルーズ人口は2023年には2019年を超えるまで回復していることを説明。2027年には3950万人まで増加するという予測があり、さらに全世界的には顧客の世界平均は46.5歳と年齢層が下がっている傾向があると述べた。日本市場でも若年層の伸びが顕著だという。そしてミキ・ツーリストが独自に行ったアンケートでは、はじめてクルーズを体験した乗船者の予約動機のトップに「家族・友人・知人からの口コミ」が挙がっており、クルーズが顧客満足度が高い商材である事を示していると指摘した。2024年には世界最大の客船となる「アイコン・オブ・ザ・シーズ」が新たに就航する。新たなクルーズ時代への目標は「世代を超えた、最高の家族旅行を提供する」ことと締めくくった。

 

写真は左からミキ・ツーリストの日根克巳代表取締役社長、RCIアジア太平洋地区のマネージングディレクター兼副社長であるアンジー・ステファン氏、ミキ・ツーリストの百武達也クルーズカンパニー カンパニー長

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