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「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」4年ぶり授賞式開催

2023.12.28
業界

日本外航客船協会(JOPA)は22日、都内で「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」授賞式を開催した。2020年からコロナ禍で中止となっていたが、4年ぶりの開催となった。同賞は日本で販売されたクルーズ商品のうち、特にオリジナリティーにあふれ、かつ国内のクルーズマーケット拡大に貢献したものなどを表彰するもの。13回目となる今回は、グランプリ・国土交通大臣賞 1点、優秀賞2点、特別賞4点が受賞した。

 

冒頭、あいさつに立った遠藤弘之JOPA会長(郵船クルーズ社長)は「2023年はまさに『再開の年』となった。約3年間にわたり停止した外航クルーズが再開され、この間の関係者の皆さまのご苦労、ご尽力にあらためて感謝申し上げる。今後、国内では新船・新造船の就航もあり、ようやく回復への力強い光が見えてきた」と述べた。

 

池田良穂・選考委員会委員長(大阪府立大学名誉教授、大阪公立大学客員教授)は「グランプリの『MSCベリッシマ 日本周遊クルーズ』は、いずれもテレビ通販など新しいメディアや新企画で新しいマーケットを切り開いた点を高く評価し、3社合同授賞とした」など各賞の講評を述べた。

 

受賞者を代表してMSCクルーズジャパンのオリビエロ・モレリ社長(写真中央)があいさつし、「運航再開までにご尽力いただいた関係者の皆さま、昼夜問わず働いてくれたスタッフに感謝したい。MSCクルーズジャパン設立15周年という節目の年に受賞できたことはこの上ない喜びだ。2024年はさらにチャレンジングな年にしたい。一緒にクルーズを盛り上げていきましょう」と述べた。

 

国土交通大臣賞付与にあたり、國場幸之助・国土交通副大臣が登壇し「クルーズは地域経済への貢献度が高い。客船誘致は受入環境整備など官民一体となって取り組む」とした。選考結果と講評は既報のとおり。写真は受賞者ら。

「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2023」4年ぶり授賞式開催
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