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飛鳥Ⅲ、日本画家の作品を船内装飾に起用
2024.02.19
日本船社
郵船クルーズは、2025年に就航予定の「飛鳥Ⅲ」の船内に、日本画家の平松礼二氏と土屋禮一氏の作品を起用する。平松氏は2021年フランス共和国芸術文化勲章を受章。「ジャポニスム」をテーマに描いた作品は、ダイニングレストランのほか最上級客室や階段アートなどで見ることができる。土屋氏は日本藝術院会員であり、日展の副理事長を務める。「雲」をテーマにしたパステル画で階段アートを制作。船内各フロアに配置され、異なる時間帯の雲を描き分け、一日の流れを表現している。パステル画(原画)は一部のスイート客室に展示予定。
同船では「動く洋上の美術館」として、日本の芸術文化を支える作家の美術品・工芸作品を多数展示する。船名を揮毫した書家の矢萩春恵氏、漆芸家で人間国宝の室瀬和美氏、世界的に著名な画家の千住博氏、画家で初代「飛鳥」「飛鳥Ⅱ」の船内壁画を描いた田村能里子氏の参画がすでに決定している。
平松氏が名誉館長を務める「町立湯河原美術館」(神奈川県)では展覧会を開催予定。詳細は以下のとおり。
開催期間:2024年6月28日(金)〜9月23日(月)
開催場所:町立湯河原美術館(神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623-1)
写真1点目:平松氏の作品イメージ。ダイニングレストラン「ノブレス」入口
写真2点目:土屋氏の作品イメージ。前方階段アート(5~13デッキ)
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