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新造船「サン・プリンセス」、処女航海へ出航

2024.03.01
外国船社

技術的な作業の遅れで処女航海が延期されていたプリンセス・クルーズの新造船「サン・プリンセス」(17万7882トン)が28日、4300人の乗客を乗せてイタリアのチビタベッキア港から10泊の初クルーズに出航した。

 

同船はナポリ、サントリーニ、クサダシ、ピレウス、メッシーナ、パルマデマヨルカに立ち寄り、9日に最終目的地のバルセロナへ入港する予定。今後、チビタベッキア、バルセロナ、ピレウスを拠点に地中海クルーズを行い、9月以降はフォートローダーデールに本拠地を移してカリブ海クルーズに就航する。

 

サン・プリンセスは船隊で最大船型となる「スフィア・クラス」の第1船。LNG(液化天然ガス)と低硫黄のMGO(マリンガスオイル)を使用する、プリンセス初の二元燃料船。建造はフィンカンティエリのモンファルコーネ造船所。外観は船体前方の最上部に置かれたガラス張りのドームが印象的。

 

プリンセスのジョン・パジェット社長は「この船は高度なデザイン、技術、職人技による見事なショーケースであり、プリンセスの休暇体験を新たなレベルに引き上げることに重点を置いた」とし、ハードのみならずエンターテインメント、グルメなどでも革新的な船と位置付けている。

 

スフィア・クラス第2船の「スター・プリンセス」は、2025年8月に引き渡し予定。

 

写真提供:プリンセス・クルーズ

 

新造船「サン・プリンセス」、処女航海へ出航
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