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カーニバル、第1四半期の売上、予約ともに過去最高
2024.03.28
業界
カーニバル・コーポレーションは27日、2024年第1四半期(2023年12月〜2024年2月)の決算を発表した。売上高は54億600万ドルで前年同期比22%の増収、純損益は前年同期の6億9300万ドルから2億1400万ドルに縮小した。大幅なクルーズ価格の上昇と過去最高の予約件数で収支が改善した。売上高は同じ時期としては過去最高だった。
期中の調整後EBITDA(金利、税金、償却前利益)は8億7100万ドルで、前期末(昨年12月)時点の予想を7000万ドル以上上回った。予約はウェーブ・シーズンを享受し、全ての傘下ブランドで好調を維持。クルーズ代金、稼働率ともに過去最高の水準で推移している。クルーズ代金の預り金の総額は、第1四半期として過去最高の70億ドルに達し、これまでの記録(2023年2月末)を13億ドル上回った。
第2四半期の見通しに関連して同社は、調整後EBITDAは約10億5000万ドルで、前年同期と比較して50%以上の伸びを見込んでいる。2024年度通期の調整後EBITDAは約56億3000万ドルと予想。紅海航行を取り止めたことによる影響として約1億3000万ドルを折り込んでいるが、2023年度に比べ30%以上の増益を見込んでおり、前年12月末時点の通期予想を上回ると見ている。
写真提供:カーニバル
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