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MSCクルーズとアトランティック造船所は9日、マイアミで開催中のシートレード・クルーズ・グローバルで記者会見し、「MSCワールド・クラス」シリーズの第2船「MSCワールド・アメリカ」（21万5000トン型）の進水式を開催するとともに、第3船のスチール・カッティング・セレモニーを行ったと発表した。また、第3船の船名を「MSCワールド・アジア」とすることを明らかにした。

進水式とスチール・カッティングは7日、造船所があるフランスのサン・ナゼールで行われた。ワールド・アメリカは来年4月9日、同社最新のポートマイアミ・ターミナルで正式に命名する。ワールド・アジアは2026年引き渡し予定。ワールド・クラスの船名には主な就航エリアにちなんで、第3船まですべて大陸の名称が付けられている。ワールド・アジアはMSCクルーズとしては4隻目のLNG燃料船となる。

ワールド・クラスの客船は、喫水線から垂直に立ち上がる船首が特徴的。22のデッキに2600室以上の客室、3万9000平方メートル以上のパブリックスペースを備え、MSCクルーズ最大のヨットクラブを配置している。

シリーズ第1船の「MSCワールド・エウローパ」とワールド・アメリカは、国際海事機関（IMO）のエネルギー効率設計指標（EEDI）に基づき、クルーズ業界で最も低いカーボン・フットプリントを実現。最新鋭のワールド・アジアでは、さらに温室効果ガス（GHG）の排出量を削減するとしている。

写真提供:MSCクルーズ