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シーボーン、先住民をパシュートの命名者に

2024.04.19
外国船社

シーボーン・クルーズは18日、オーストラリアのウナンバル・ガアンベラ・トラディショナル・オーナーを、新造船「シーボーン・パシュート」(2万3615トン)の命名者とすると発表した。命名式は6月22日〜7月2日のキンバリー・クルーズで行う。

 

トラディショナル・オーナー(伝統的所有者)は、オーストラリアの特定の地域を統治していたアボリジニの子孫のこと。ウナンバル・ガアンベラ(Wunambal Gaambera)族は北キンバリー地方の先住民で、ングラ・ジャー島、ハンター川、ミッチェル高原の伝統的所有者として自然や歴史・文化遺産を守っている。

 

先住民で組織するウナンバル・ガアンベラ・アボリジナル・コーポレーションの代表は、6月29日に開催されるングラ・ジャー島の就航記念式典に参加する予定。

 

パシュートは昨年7月31日の引き渡し後、主にオーストラリアや南太平洋エリアなどに展開。耐氷性能を備えたエクスペディション型のラグジュアリー客船で、観光潜水艇2隻、ゾディアックボート24隻、シーカヤックなどを装備している。

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