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キュナードの「クイーン・アン」完成、引き渡し

2024.04.22
外国船社

フィンカティエリは19日、キュナード・ライン向けに建造した新造船「クイーン・アン」(11万4000トン)をベニスのマルゲーラ造船所で引き渡した。処女航海は5月3日サウサンプトン発でポルトガル、スペインへのクルーズを予定。命名式は6月3日リバプールで行う。

 

式典にはイタリアの企業・メイドインイタリー相のアドルフォ・ウルソ氏、議会関係担当相のルカ・チリアニ氏、キュナード社長のケイティ・マカリスター氏、カーニバルUK社長のポール・ラドロー氏、フィンカンティエリCEOのピエロベルト・フォルジェロ氏らが出席した。

 

 

同船はキュナードの249隻目で、”クイーン”4隻を運航するのは1999年以来のこと。フィンカンティエリがキュナード向けに建造したのは9万トン型の「クイーン・ヴィクトリア」(2007年竣工)、「クイーン・エリザベス」(2010年竣工)に続き3隻目。

 

 

「クイーン・アン」の就航に向けてキュナードはこれまで、ミシュラン2つ星シェフのミシェル・ルーが主催するレジデンス「ル・ガブロッシュ・アット・シー」、ハーパース・バザーUKのビューティー・エキスパートが監修するウェルネス・パッケージ、ザ・パビリオンでの英国映画協会限定上映など、一連のパートナーシップを発表している。フィットネス、スパなどウェルネス関連の施設は、キュナードの客船の中で最も充実しているという。

 

 

写真:キュナード社長のケイティ・マカリスター氏(左から2人目)、カーニバルUK社長のポール・ラドロー氏(右端) 提供:カーニバル・コーポレーション

キュナードの「クイーン・アン」完成、引き渡し
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