クルーズニュース

News

ラグジュアリー・クルーズを展開するバイキング・ホールディングス・リミテッドは5月1日、ニューヨーク証券取引所に上場を果たした。1株24.0ドルで公開した新規上場株式（IPO）は26.15ドルで取り引きが始まり、その後8%以上上昇。終値は26.10ドルだった。今回のIPOで6404万株を売り出したバイキングは、約15億4000万ドルを調達した。

この日の出来高は3487万株。時価総額は112億6000万ドルで、ロイヤル・カリビアン・クルーズ・リミテッド353億9000万ドル、カーニバル・コーポレーションの189億6000万ドルに次ぐ第3位のクルーズ会社に躍り出た。68億9900万ドルだったノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングスは業界第4位となった。

バイキングは現・会長兼最高経営責任者（CEO）のトースタイン・ハーゲン氏が1997年に創立。当初4隻のリバークルーズ船でスタートしたが、現在は川、海をフィールドに92隻のラグジュアリー客船を保有している。

ハーゲン氏はノルウェー出身。海運およびクルーズ業界で豊富な経験を持ち、1976 年〜1983年まではベルゲン・ライン、1981年〜1984年までロイヤル・バイキング・ラインのCEOを務めた。その後、ホーランド・アメリカ・ライン、クロスター・クルーズなどで要職を歴任した。

写真提供:バイキング