クルーズニュース

News

ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス（NCLH）は20日、旺盛な需要、予約好調などを背景に、2024年通期業績見通しを上方修正したことを明らかにした。

ニューヨーク証券取引所で開催したインベスター・デイで投資家らに報告したもので、第1四半期決算発表時（5月1日）の予想を早々に引き上げた。純利回りは6.4%から7.2%に、調整後EBITDA（金利・税金・償却前利益）を22.5億ドルから23億ドルへ、調整後EPS（1株当たりの当期純利益）を1.32ドルから1.42ドルに見直した。

NCLHは財務目標などを含む2026年末までのビジョンも合わせて公表。利益率の指標の一つ、調整後EBITDAマージンは約39%で、過去の水準に近づけるとしている。調整後EPSは約2.45ドルとし、2024年から2026年までの2年間の年平均成長率を30%以上に設定した。調整後ROCI（投下資本収益率）は2020年以前の水準を超える12%を目指す方針。

写真提供:ノルウェージャン・クルーズ・ライン