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ジュノーとCLIA、クルーズ客数制限でMOA調印

2024.06.05

アラスカ州のジュノー市および自治区(CBJ)は3日、ジュノーに寄港するクルーズ会社と観光客数制限に関する協定覚書(MOA)に調印、下段バース(フロアベッド)の定員を、1日当たり1万6000人(土曜は1万2000人)とすることで合意したと発表した。オーバーツーリズム対策、環境保全、持続可能な経済・観光振興策の一環として、クルーズ客数の制限に踏み切ったもの。

 

同協定はジュノー当局とクルーズライン国際協会(CLIA)の間で締結した。この合意には、寄港スケジュールの最適化、訪問者数の見直し、地域社会の目標について毎年話し合うことも含まれている。MOAは2021年にジュノーの観光産業タスクフォース(VITF)が策定した提言に基づいている。

 

CLIAのルネ・リモージュ・リーブ政府・地域関係担当副会長はMOAについて「CBJおよびジュノー市民と協力し、双方に利益のあるパートナーシップを実現するという業界の継続的な取り組みを反映した」としている。

 

ジュノーのアレクサンドラ・ピアース観光産業局長は「クルーズ産業は地域経済にとって不可欠。素晴らしいゲスト体験を提供しつつ、住民への影響を軽減するためにインフラを改善し、ツアーのキャパシティを拡大する必要がある」と述べている。

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