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レイキャビク、クルーズ客船向けに初の陸電供給

2024.06.13

フッティルーテン・エクスペディションズ(HX)の「フリチョフ・ナンセン」(2万890トン)は9日、レイキャビク港ミッドバッキ・ターミナルで陸電供給設備に接続した。アイスランド国内では既に船舶への陸上電力の供給は行われているが、同ターミナルでクルーズ客船向けに陸電が利用されたのは、これが初めて。

 

首都のクルーズ港で陸電接続が可能となったことについて、HXのフリート・オペレーション・ディレクターのクラウス・A・アンダーセン氏は「より持続可能な海運に向けた当社の取り組みの中で重要な一歩」と述べた。

 

ターミナルを管轄するファクサフロア港(アイスランド港湾協会)のマーケティング・ディレクターのシグルズル・ヨークル・オラフソン氏は「ファクサガルズルは小型クルーズ船を、ミッドバッキは大型クルーズ船を陸電で受け入れることによって、船の燃料消費量は大幅に削減される。陸と船からの排出ガスは減り、レイキャビク市の大気の質が改善する」としている。

 

写真提供:ファクサフロア港

レイキャビク、クルーズ客船向けに初の陸電供給
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