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「シルバー・レイ」、リスボンで命名式

2024.06.14
外国船社

シルバーシー・クルーズは12日、「シルバー・レイ」(5万4700トン)の命名式をリスボンで開催した。ゴッドマザーは米国の海洋科学者、マリア・ホセフィナ・オラスコアガ博士。式典にはロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)のジェイソン・リバティ社長兼CEO、シルバーシーのバート・ヘルナンデス社長らが出席した。

 

同船はマイヤー・ベルフトで建造した「ノヴァ・クラス」の第2船。同社初の客船「シルバー・クラウド」(1万7400トン)が1994年に就航して以来、クルーズ日数は累計1300万日に上り、乗客数は約80万人に達した。この日は、命名とともに創立30周年を祝う式典となった。

 

「シルバー・レイ」は乗客定員728人、乗組員544人。乗客一人当たりの総トン数は75トンで、同型姉妹船「シルバー・ノヴァ」(2023年8月就航)と同様にシルバーシー・フリートの中で最大。客室は全室スイートで、広さは33〜123平方メートル。全室にバトラー・サービスが付く。非対称のレイアウト・デザインと、4000平方メートルに及ぶ外装ガラスを使用した船内の開放感が特徴。

 

同船は6月15日にリスボンからバルセロナに向け7泊の処女航海に出発。11月まで地中海に展開した後、12月に大西洋を横断。冬から春にかけては、カリブ海や南米各地を巡るクルーズに就航する。

 

写真:(右端からヘルナンデス社長、リバティCEO、オラスコアガ博士)、提供:シルバーシー

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