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マイアミ港、クルーズ船向け陸電供給施設を開設

2024.06.18

マイアミ・デイド郡のダニエラ・レヴィン・カヴァ郡長は17日、マイアミ港のクルーズ船向け陸電供給の準備が完了したのを祝い、関係者らを集め式典を開催した。郡は2021年から主要なクルーズ会社、米国最大の電力会社フロリダ・パワー&ライトと提携し整備を進めてきた。

 

このプロジェクトに協力してきた船社は、カーニバル・コーポレーション、MSCクルーズ、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)、ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)、ヴァージン・ボヤージュ。今後、マイアミ港では5つのクルーズ・バースで陸電を供給する。来年には21隻の客船が350回以上寄港し、給電設備に接続される予定。

 

同郡によると、クルーズ船が陸電接続しエンジンを停止することで、最大98%の温室効果ガスの排出量を削減できる。1ターミナル当たりの年間排出削減量は、7500台の自動車を道路から撤去した場合に相当すると試算している。

 

写真提供:マイアミ・デイド郡

マイアミ港、クルーズ船向け陸電供給施設を開設
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