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「カーニバル・コンクエスト」、マイアミ港初の陸電接続

2024.06.19
業界

カーニバル・クルーズ・ライン(CCL)の「カーニバル・コンクエスト」(11万239トン)が、マイアミ港の陸電供給設備を利用した最初のクルーズ船となった。17日に行われた施設開所の祝賀イベントに合わせて接続したもの。

 

カーニバル・コーポレーションは2030年の陸上電源供給目標を、予定より7年早い2023年に達成している。現在、船隊の67%が接続可能で業界をリードしており、陸上電源供給が可能な港湾数の2倍の陸電接続が可能な船を保有している。こうした先駆的な取り組みが評価され、同社の船がマイアミ港初の接続船に選ばれた。

 

カーニバル・コーポレーションのジョシュ・ワインスタインCEOは「当社がクルーズ業界向けに陸上電源を初めて導入してから20年以上経つが、採用は世界中のクルーズ港のわずか2%に限られている」と指摘している。

 

カーニバル・コーポレーションは現在、船隊の3分2に当たる64隻に陸上電源機能を装備。今年、新たに3隻に接続設備を導入する予定。また、電力関連事業を世界的に展開しているABBグループ(本社スイス)との最近の契約により、今後数年間でさらに30隻に接続用設備を設置する。

 

写真提供:カーニバル・コーポレーション

「カーニバル・コンクエスト」、マイアミ港初の陸電接続
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