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バンクーバー港、カナダプレイスに顔認証導入

2024.06.19

バンクーバー・フレーザー港湾局は18日、米国税関・国境警備局 (CBP) と提携し、カナダプレイス・ターミナルでクルーズに乗船する乗客に顔認証技術を導入したと発表した。クルーズ船に乗船するカナダ人と米国人の乗客に顔認証を導入したのは、カナダ国内の港で初めて。港湾当局はターミナルの効率、国境セキュリティ、乗客の利便性を高めるのに役立つとしている。

 

同港湾局のピーター・ゾッタ社長兼CEOは「カナダプレイス・クルーズターミナルを強化し、乗客の体験を向上させながら高まる需要に応え続けるためには、政府や業界との継続的な提携が不可欠」と述べた。

 

クルーズライン・インターナショナル・アソシエーション(CLIA)のドニー・ブラウン海事政策担当上級副社長は「顔認証技術により本人確認プロセスが効率化され、乗客の待ち時間が短縮される。テクノロジー・ソリューションを活用して、クルーズ旅行をより効率的で安全かつ安心なものにするために、CLIAと加盟クルーズラインはパートナーと協力することに引き続き尽力する」とコメントした。

 

顔認証は現在、帰国時の乗客に対して、下船時に米国のクルーズ・ターミナル(全国20カ所)で運用しているが、乗船時に実施するのはカナダプレイスが初めて。

 

カナダプレイスは2024年、127万人の乗客が見込まれている。パンクーバー港は30年以上にわたってアラカス・クルーズの拠点となっており、クルーズ船1回の寄港で平均300万ドル以上の経済効果を地元にもたらすという。

 

写真提供: バンクーバー・フレーザー港湾局

バンクーバー港、カナダプレイスに顔認証導入
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