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「ディズニー・アドベンチャー」に7つのテーマ・エリア
ディズニー・クルーズ・ラインは26日、来年、シンガポール発着クルーズに投入する「ディズニー・アドベンチャー」(20万8000トン、乗客定員約6700人、乗組員約2500人)の詳細を発表した。同船は現在、ドイツのマイヤー・ヴィスマール(旧MVヴェルフテン造船所)で建造中。
ディズニー・クルーズとシンガポール政府観光局の協力の一環として、少なくとも5年間にわたり、マリーナベイ・クルーズセンター発着の3泊、4泊のクルーズに就航する予定。処女航海の日程などは、後日発表する。
「ディズニー・アドベンチャー」は、ゲンティン香港(GHK、2022年会社清算)が傘下のスタークルーズとドリーム・クルーズ向けに計画していた「グローバル・クラス」客船2隻のうちの1隻で、前身は「グローバル・ドリーム」。GHK倒産の煽りで建造が中断していた同船をディズニーが購入、デビューに向け大改装を進めている。
同船の船内はテーマごとに7つのパブリック・エリアに分かれている。
「ディズニー・イマジネーション・ガーデン」は庭園と屋外パフォーマンス会場を合わせた施設。
「ディズニー・ディスカバリー・リーフ」は『リトル・マーメイド』、『リロ&スティッチ』、『ファイティング・ニモ』、『ルカ』などウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとピクサー・アニメーション・スタジオの人気キャラクターや海の物語を彷彿させる幻想的な隠れ家。ショッピングや食事が楽しめる。
「サンフランソウキョウ・ストリート」はディズニー・アニメーションの『ベイマックス』にインスピレーションを得た施設。インタラクティブなゲームやアクティビティ、ショップ、映画館などがある。
プールサイドの「ウェイファインダー・ベイ」は、ディズニー・アニメーション『モアナ』の太平洋諸島がモチーフ。芸術性あふれる空間で、海と空の眺めを満喫できる。
「タウン・スクエア」は『塔の上のラプンツェル』、『シンデレラ』、『アナと雪の女王』、『白雪姫』、『プリンセスと魔法のキス』などへのオマージュが込められたエリアで、夏の魅惑的な雰囲気を醸し出す。ショップ、ラウンジ、カフェ、レストラン、エンターテインメント施設が立ち並ぶ。
「マーベル・ランディング」にはマーベルの伝説的なスーパー・ヒーローが集結。新たなアトラクションや体験を通じて、アベンジャー並みの冒険が楽しめるという。
「トイ・ストーリー・プレイス」はピクサー映画『トイ・ストーリー』や短編映画の世界を再現、テーマに沿った飲食会場や水遊び場などを提供する。
写真提供:ディズニー・クルーズ