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クリスタルとフィンカンティエリ、新造船2隻で契約

2024.06.28
外国船社

クリスタルとフィンカンティエリは27日、6万トン型客船2隻(プラス・オプション1隻)の新造に関する覚書(MOA)に署名、契約したことを明らかにした。フィンカンティエリは「10億ユーロから20億ユーロの価値がある」重要な受注契約としている。第1船の引き渡しは2028年春を予定。第2船の納期は今後発表する。3隻目のオプションについてクリスタルは、2032年納期予定で確保している。

 

新造船は6万1800トン、乗客定員は約690人。全室スイート・ベランダ付きで、シングルルームも配置する。ラグジュアリー分野で最も高い乗組員対乗客比率によって、パーソナライズしたきめ細かいサービスを追求する。デザインはイタリアのスタジオ・イプセンとスタジオ・ジェムなどが担当。

 

アバクロンビー&ケント・トラベル・グループは2022年、ゲンティン香港の破産を受け、クリスタル・クルーズのブランドと船2隻を買収。2023年に新たな高級ブランド「クリスタル」として再出発させた。現在、「クリスタル・セレニティ」(6万8870トン、2003年竣工/2023年改装)、「クリスタル・シンフォニー」(5万1044トン、1995年竣工/2023年改装)の2隻を運航している。

 

写真提供:クリスタル

クリスタルとフィンカンティエリ、新造船2隻で契約
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