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展覧会「旅する日本画―洋上の美術館・飛鳥Ⅲから―」、開会式・内覧会を開催

2024.06.30
日本船社

「町立湯河原美術館」(神奈川県湯河原町)で展覧会「旅する日本画―洋上の美術館・飛鳥Ⅲから―」の開催に先立ち、開会式・内覧会が行われた。展覧会の会期は6月28日(金)~9月23日(月・祝)まで。

 

本展覧会では、来年就航予定の「飛鳥Ⅲ」(52,200トン)のために、同館の名誉館長を務める日本画家・平松礼二氏が「世界を旅する日本画」をテーマに制作した36点の大作から30点を飛鳥Ⅲ就航前に先行公開。日本の四季や富士山を色彩豊かに描いた作品や、モネの睡蓮をモチーフとした作品などが鑑賞できる。さらに平松氏が湯河原をテーマにした作品制作の拠点としてつくったアトリエや、作品制作の題材用に平松氏が収集した品物や資料なども見学も可能だ。

 

来賓あいさつでは、内藤喜文・湯河原町長が「平山名誉館長が描かれた、日本の美しい風景を表現した作品が美術館を訪れる方々の心に響き、新たな発見や感動、喜びをもたらすと確信している」と述べた。

 

郵船クルーズ常務執行役員の河村洋氏は「飛鳥Ⅲは“動く洋上の美術館”がコンセプトの一つ。美術作品や工芸作品を多く展示できるスペースを最初から設けている。また展覧会の会期中には飛鳥Ⅱのクルーと一緒に楽しめるイベントも企画中。ぜひ多くの方々に足を運んでほしい」とあいさつした。

 

作品を制作した平松氏は「飛鳥Ⅲに作品が展示されることで、より多くの土地で様々な人に鑑賞してもらえる。貴重な機会であり、飛鳥Ⅲが日本の伝統文化の継承、啓蒙の場として華が咲くだろう」と述べた。

 

開会式では平松氏による記念トークも開催。1995年に夫妻で銀婚式の記念に、初代・飛鳥の日本一周クルーズに乗船した際のエピソードが語られた。現在、ドイツで建造中の飛鳥Ⅲは2025年夏ごろに日本就航を予定している。

写真左:平山氏による記念トーク。Tシャツは初代・飛鳥での日本一周クルーズ乗船中にプレゼントされたという思い出の品だ/写真中央:郵船クルーズ常務執行役員の河村洋氏(左)と日本画家・平松礼二氏(右)/写真右:飛鳥Ⅲのダイニングレストラン「ノブレス」に展示予定の<モネの池・蝶々>など

 

■「旅する日本画―洋上の美術館・飛鳥Ⅲから―」概要
・会期:2024年6月28日(金)~9月23日(月・祝)
(休館日は水曜日、7月23日(火)、8月27日(火))
・開館時間:9:00~16:30(入館は16:00)
・会場:町立湯河原美術館
・観覧料:一般大人600円、小・中学生300円 ※収蔵品展共通

 

※飛鳥クルーズコラボレーション企画
○海の日イベント
・日時:7月15日(金・祝)
・内容:・「飛鳥Ⅱ」の乗組員さんによる海のお話
・「飛鳥Ⅱ」のバーテンダーさんによるオリジナルカクテルの実演・販売(ノンアルコールあり)
・船長さんになって記念撮影

○クラフトワークショップ「アルバトロス(アホウドリ)を作ろう」
・日時:8月25日(日)

○飛鳥クルーズ紹介コーナー
パネル展示、「飛鳥Ⅱ」の模型展示、記念撮影スポット、「飛鳥Ⅱ」のぬり絵(会期中初治開催)

○ミュージアムカフェ・コラボメニュー
飛鳥クルーズ名誉船長・加山雄三氏デザインのコーヒーカップで「飛鳥Ⅱオリジナルブレンドコーヒー」を館内カフェ「and garden」で特別提供(会期中限定)

展覧会「旅する日本画―洋上の美術館・飛鳥Ⅲから―」、開会式・内覧会を開催
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