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アイーダ船、スウェーデン初の陸電に接続
2024.07.30
港
スウェーデン初の陸上電源施設がストックホルム港で本格運用を開始した。アイーダ・クルーズの「アイーダ・ディーバ」が25日入港、クルーズ船として初めて陸電を利用したもの。アイーダは2年間にわたり、プロジェクト・パートナーとして同システムの開発に携わってきた。
同社のディレク・インガー上級副社長(広報、コミュニケーション、持続可能性担当)は「アイーダ・クルーズは欧州で陸上電源の使用を開始する最初のクルーズ・ライン。2030年までに欧州横断輸送ネットワークの港に、陸上電源インフラを構築するというEU(欧州連合)の目標を積極的に支援する」と述べている。
アイーダは2022年4月、32の港とデスティネーションのネットワークであるクルーズ・バルティックと、バルト海エリアの港で陸電を使用することで意向表明書に署名。2021年からドイツのヴァルネミュンデとキール、2022年からノルウェーと英国の港、2023年からデンマークで陸電利用が可能になっている。2024年以降、ドイツの港から出港する全てのアイーダ船に対して、陸電が供給される。
写真提供:アイーダ