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NCLH、第2四半期も好調、業績予想を上方修正
2024.08.01
業界
ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)は31日、2024年第2四半期(4〜6月)の決算を発表した。旺盛な需要を背景に、売上高は第2四半期としては過去最高の23億7249億ドル(前年同期比8%増)、純利益は前年同期比1.9倍の1億6343万ドルを計上した。
この結果、今年度上期(1〜6月)の売上高は45億6370万ドル(前年同期比13%増)、純利益は前年同期の7320万ドルの赤字から1億8078万ドルの黒字へ転換した。
第2四半期の増収は、前年同期比4%のキャバシティ増が寄与した。EPS(1株当たり純利益)は0.35ドル、調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は前年同期比14%増の5億8770万ドル、調整後EPSは同33%増の0.4ドルで、いずれも予想を上回った。第3四半期のEPSは0.93ドルを見込んでいる。
期中の客室稼働率は105.9%、乗客クルーズ日当たり総利益は、前年同期比で約2%増加した。
通期の純利回りは前回予想の7.2%から8.2%へ、調整後EBITDAは23億ドルから23億5000万ドルへ引き上げた。通期の調整後純利益は前期予想の7億3000万ドルから7億9000万ドルへ、調整後EPSは1.42ドルから1.53ドルへ上方修正した。
NCLHが2024年度の通期予想を引き上げたのは3度目となり、業績好調を印象付けている。ハリー・ソマー社長兼CEOは「調整後EPSは2023年と比較して約120%増加する」と予想している。
写真提供:NCLH
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