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JR九州高速船、社長交代、クイーンビートル浸水隠ぺい問題
2024.08.15
業界
JR九州高速船は代表取締役社長に大羽健司・JR九州エンジニアリング経営企画部長を任命した(13日付)。田中渉・代表取締役社長は取締役となる。大羽氏は1968年生まれ。1991年九州旅客鉄道入社。鉄道事業本部安全創造部次長、博多車掌区長など、鉄道の安全にかかわる業務に長く従事している。九州大学工学部卒。
親会社の九州旅客鉄道の発表によると、JR九州高速船は博多~釜山で定期運航する「クイーンビートル」について、今年2月に船体への浸水が認められたにもかかわらず国土交通省に報告せず、航海日誌やメンテナンスログにも記載せず、別途、浸水に関する管理簿を作成。さらに5月には警報センサーの位置をずらすなど、安全確保にかかわる重大な問題の発生が判明している。現在、国交省による監査は継続中。JR九州高速船は13日以降、同船の運航を中止し、11月25日までの新規予約の受付も中止している。9月30日までの予約はキャンセルとなる。運航再開時期は未定。
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