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リッツの第2船「イルマ」、デビュークルーズへ出発
2024.09.06
外国船社
ザ・リッツ・カールトン・ヨットコレクションの新造船「イルマ」(4万6750トン)が2日、モンテカルロからチビタベッキアに向け7泊のデビュークルーズに出発した。
同船は「エブリマ」(2万5400トン、2022年就航)に続くリッツの第2船。建造はアトランティック造船所(サン・ナゼール)。イルマは乗客定員448人に対して乗組員374人。224室は全室バルコニー付き。料金はチップ、Wi-Fi利用、飲み物などの費用が含まれるオールインクルーシブ。
船名の「イルマ」はマルタ語で「水」を意味する。内装デザインはロンドンの建築事務所ADアソシエイツが担当、外装デザインはヘルシンキのスタジオ・アイヴァンが手掛けた。海に向かって開閉する油圧式のプラットフォームを装備。停泊中、乗客はこのマリーナから直接海へアクセスできる。
デビュークルーズはモンテカルロ出航後、サントロペ、カンヌ、リボルノ、バスティア、ポルト・チェルボに寄港し、9日にチビタベッキアに到着する。イルマは10月まで地中海クルーズを実施した後、冬季はフォートローダーデールやサンファン発着でカリブ海クルーズに就航。翌春には地中海に戻り、夏季は北欧エリアを回る。
イルマの同型姉妹船「ルミナラ」(4万6750トン)は現在、アトランティックで建造中。来年7月1日にバルセロナからのクルーズでデビューする予定。
写真提供:ザ・リッツ・カールトン・ヨットコレクション