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カーニバル、バルセロナ港ターミナルに太陽光発電パネル設置

2024.09.13

カーニバル・コーポレーションは12日、バルセロナ港の2つのクルーズ・ターミナルに同港初となる発電用太陽光パネルの設置を進めていることを明らかにした。この太陽光パネルは、ターミナルの日常業務で必要エネルギーの100%以上を賄えるとしている。余剰電力は地域の送電網に供給する。

 

カーニバルとバルセロナ港は、カタルーニャを拠点とする太陽光発電業者と提携し、パラクルセロス(ターミナルD)とヘリックス・クルーズ・センター(ターミナルE)に1350枚のパネルを設置、年間合計86万6000キロワット時(kWh)以上を発電する。パラクルセロスでの太陽光パネル設置作業は7月に開始され、プロジェクト全体は2024年末までに完了する予定。

 

余剰電力はヘリックス・クルーズ・センターだけで32%と推定。60世帯の平均年間消費量に相当する、年間24万5000キロワット時以上の余剰電力をプロジェクト全体で見込んでいる。

 

バルセロナ港は欧州で最も多くの客船が離発着するクルーズ港の一つで、LNG燃料の供給や陸上電源供給施設の整備など温室効果ガスの削減に取り組んでいる。カーニバル傘下ではプリンセス・クルーズ、ホーランド・アメリカ・ライン、キュナード・ライン、カーニバル・クルーズ・ライン、コスタ・クルーズ、アイーダ、シーボーン・クルーズ・ライン、P&Oクルーズが年間を通じてバルセロナ港を訪問し、拠点港(含む部分的ホームポート)として利用している。

 

写真提供:カーニバル・コーポレーション

カーニバル、バルセロナ港ターミナルに太陽光発電パネル設置
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