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国交省、JR九州高速船に管理者解任命令

2024.09.18
業界

JR九州高速船で発生した「クイーンビートル」の浸水隠ぺい問題に対し、国土交通大臣は同社に「輸送の安全の確保に関する命令」と「安全統括管理者及び運航管理者の解任命令」を17日付で発出した。再発防止と輸送の安全の確保のため、早急に改善措置を講じ報告すること、また安全統括管理者と運航管理者を解任するよう命令した。いずれも期限は10月31日とした。

 

同社の安全統括管理者は取締役企画部長が兼任、運航管理者は取締役運航部長が兼任している。2名について国交省は「関係法令・安全管理規程を遵守せず、適切な職務を怠っており、引き続きその職務を行うことが輸送の安全の確保に著しく支障を及ぼすおそれがある」としている。解任は海上運送法第10条の3 第7項に基づくもの。

 

同社は、安全管理体制を改めて見直し、乗客に安心して利用してもらえる体制を構築するまでの間、船舶の運航を中止するとしている。

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