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MOフジ、スーパーバイザーに三國シェフを任命
商船三井クルーズは今年12月1日に就航予定の「三井オーシャンフジ」(3万2477トン)のスーパーバイザーに、フランス最高勲章を受章し世界的に活躍する三國清三氏(写真)を任命し、監修メニューを船内ダイニングで提供する。
メインダイニング「ザ・レストラン富士」のディナーでは、三國氏監修のメインディッシュを提供。一例として、「サーモンのコンポート 赤ワインソース」「真鯛のエスカルゴ バターソース」「和風野菜色々のベトナム風どんぶり」などを予定している。
スペシャルダイニング「北斎ファイン・ダイニング」では、アミューズブーシュ、前菜、スープ、サラダ、メインディッシュ、デザート、プティフールなど三國氏が監修する7皿のコースメニューを提供する(別料金)。メニューの一例として、「マグロのタルタル仕立て キャビア添え」「フォアグラのポワレ ナスのフリット添え」「伊勢海老のサラダ トリュフ添え」「オマールブルーのキャベツ包み キャビア添え」「和牛フィレ肉とフォアグラのロッシーニ風 季節の温野菜添え」「パッションフルーツのブランマンジェ」「アプリコットのババロア」「ライチのシャーベットの盛り合わせ」など。前菜とメインディッシュは計5種類(ベジタリアン含む)から、デザートは3種類(グルテンフリー含む)から選べるプリフィックスメニューで、年に2回更新予定。三國氏がセレクトしたシャンパンやワインの提供や、テイスティングメニュー(ペアリング付き)もある。
三國氏は「日本で最も経験豊かなクルーズ会社でメニュー監修というお話をいただき、大変光栄に思う。空の上のメニュー監修はあるが、船上のダイニングは私自身初となる挑戦で、またとない経験だ。各地の多彩な食材を取り入れたメニューをぜひお楽しみいただきたい」とコメントした。
三國氏は、帝国ホテルや駐スイス日本大使館の料理長、三つ星レストランでの修業などを経て、1985年に東京・四ツ谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開店。2015年に日本人の料理人として初めてフランス共和国よりレジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受勲。