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マイヤー、「ディズニー・トレジャー」引き渡し完了
2024.10.25
外国船社
マイヤーベルフト(パペンベルグ)は24日、「ディズニー・トレジャー」(14万4256トン)を予定より6日早く引き渡した。同船はマイヤーがディズニー・クルーズ・ライン向けに建造した5隻目のクルーズ客船。12月21日に母港のポートカナベラルから東カリブ海を巡る処女航海へ出発する。
マイヤーは「ディズニー・ドリーム」(12万9690トン、竣工2010年)、「ディズニー・ファンタジー」(12万9750トン、同2012年)を建造して以降、ディズニーの新造船を連続受注している。
トレジャーは「ウイッシュ・クラス」と呼ばれるシリーズ船の第2船。第1船「ディズニー・ウィッシュ」は2022年に就航、第3船の「ディズニー・デスティニー」は来年の引き渡しに向けてパペンブルグで建造中。マイヤーとディズニーは今年8月、さらに4隻を2027年から2031年引き渡し予定で新造すると発表している。
トレジャーにはピクサーの『ココ』をイメージしたシアターレストランや、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの映画『モアナ』のブロードウェイ版、史上初の『お化け屋敷』をテーマにしたバーなど、ディズニー・パークに着想を得た大人向けのラウンジが新たに登場する。
同船はポートカナベル発着で東・西カリブ海クルーズに通年就航する。
写真:〈左から〉ベルナード・マイヤー氏(マイヤーのマネージング・ディレクター)、トーマス・マズルーム氏(ディズニー・シグネチャー・エクスペリエンス社長)、ベルント・アイケンズ氏(マイヤーのCEO)が交付書類に署名
写真(右):マズルーム氏と船長
写真提供:マイヤーベルフト