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ロイヤル・カリビアン、ラベンナ港に新ターミナル建設
2024.10.25
港
ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は24日、イタリアのラベンナ港で新たなクルーズ・ターミナルの建設に着手、起工式を開催した。ターミナルの広さは1万平方メートルで、2026年オープン予定。
新ターミナルはクルーズ港の開発・管理会社クルーズターミナル・インターナショナル(CTI)とRCLが開発。営業権はCTIとRCLの合弁事業者ラベンナ・シビタス・クルーズ・ポート(RCCP)が担う。ターミナルは2隻同時の受け入れが可能で、すべてのクルーズ・オペレーターに開放する。
12ヘクタールに及ぶこのターミナルは、周囲の自然な沿岸環境を生かした公共緑地、歩道と自転車道、住民と訪問者のための娯楽エリアを備えた総合的な造園が特徴。2階建てのターミナルにはクルー センター、観光案内所、地元の屋台料理が楽しめるエリアを設ける。
同ターミナルは、エネルギーと環境デザインのリーダーシップ (LEED) のゴールド認証を取得する見込みで、イタリア初のLEED認証クルーズターミナルとなる。持続可能な設計は、水とエネルギーの効率、再生可能エネルギーの生成、リサイクル、廃棄物管理に重点を置いている。ラヴェンナ港湾局は、陸上電源供給設備にも投資する計画。
ベニス港は近年、クルーズ客船の寄港急増、拡大に伴い環境保全が大きな課題となる一方、近隣の歴史都市ラベンナが注目されている。ラベンナからベニスへの日帰り観光ツアーも多く組まれている。
写真提供:RCL
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