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業績好調のRCL、2024年通期予想を上方修正
2024.10.30
業界
ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は29日、2024年第3四半期(7〜9月)の決算を発表した。売上高は48億8600万ドル(前年同期比17%増)、純利益は11億1500万ドル(同10%増)だった。この結果、1月〜9月の売上高は127億2400万ドル(同20%増)、純利益は23億3700万ドル(同64%増)となった。
第3四半期の1株当たり利益(EPS)は4.21ドル、調整後EPSは5.20ドルだった。好調な収益実績と見通しを受けて、同社は通期の調整後EPS予想を11.57〜11.62ドル(前期末時予想11.35〜11.45ドル)に引き上げた。
同期の調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は21億ドル。乗船率は111%だった。純利益の増益は特に欧州やアラスカ・クルーズの好調さが奏功。船内収益の向上やクルーズ価格の上昇も業績に寄与した。
第4四半期の純利回り予想は、カリブ海クルーズの安定的な需要に加え、好調な船内売上を背景に、前年同期比で5.1%~5.6%(固定為替レート)の増加を見込んでいる。
2025年の需要も堅調。予約済みの乗船率は前年と同様順調で価格水準も高い。予約が引き続き増加するにつれて、価格と収益のさらなる上昇を見込んでいる。RCLのジェイソン・リバティ社長兼CEOは「計画プロセスはまだ非常に初期段階だが、2025年の1株当たり利益は14ドルから始まると予想している」と述べた。
提供:RCL
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