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ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス（NCLH）の2024年第3四半期（1月〜9月）は売上高28億657万8000ドル（前年同期比11%増）、純利益4億7493万2000ドル（同37%増）と好調だった。1株当たり純利益（EPS）は、0.24 ドル (34%) 増加して 0.95 ドルだった。

この結果、2024年1月〜9月累計の売上高は73億7028万5000ドル（同12%増）、純利益は前年同期比2.4倍の6億5572万1000ドルとなった。

第3四半期の調整後EBITDA（金利・税金・償却前利益）は前年同期比24%増の9億3099万5000ドルで、四半期としては過去最高を記録。前期末予想（約8億7000万ドル）も上回った。1月〜9月累計は同32%増の19億8265万3000ドル。調整後EPSは前年同期比31%増の0.99ドルで、前期末予想の0.92ドルから上昇した。

第3四半期の稼働率は108.1%だった。2024年通期は平均約105%と予想している。前売りチケット販売残高（長期分を含む）は第3四半期末に33億ドルとなり、四半期として過去最高を確保。前年同期比で約6%増加した。

運営する3ブランド（ノルウェージャン・クルーズ・ライン、オーシャニア・クルーズ、リージェント・セブンシーズ・クルーズ）の好調を背景に、2024年通期の純利回り予想（固定為替レートベース）を前回見通しの8.2%から約9.4%へ上方修正。通期の調整後EBITDAは、前回の23億5000万ドル予想から7500万ドル増加し、約24億2500万ドルを見込んでいる。

通期の調整後純利益の見通しは、前回予想（7億9000万ドル）から6500万ドル増加し、約8億5500万ドルへ修正。調整後EPSは1.53ドルから約8%増の1.65ドルを予想している。

写真提供:NCLH