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クリスタル、フィンカンティエリに3隻目の新造船発注
2024.11.11
外国船社
クリスタルは8日、フィンカンティエリに3隻目の客船建造を発注したことを明らかにした。今回の追加発注は、今年6月に発表した新造船2隻の建造契約に基づくオプションを行使したもの。
同型姉妹船の3隻は6万1800トン、乗客定員は 690 人。全室スイート、ベランダ付きで、シングルルームも用意する。第1船の竣工は2028年春。第2船の納期は未発表だが、第3船は2032年に引き渡し予定。
クリスタルの親会社、A&Kトラベル・グループのマンフレディ・ルフェーブル・ドヴィディオ会長は「3隻目の船を建造することに同意したことは、私の家族とフィンカンティエリの信頼とパートナーシップを示している。それはシトマール・クルーズにさかのぼり、さらにシルバーシー・クルーズを経て、クリスタルとの現在のビジョンへ発展した」と述べた。
A&Kトラベルグループは2022年、クリスタル・クルーズを所有していたゲンティン香港の破産後、「クリスタル・セレニティ」(6万8870トン)と「クリスタル・シンフォニー」(5万1044トン)、ブランド名などを買収。2隻を大改装した後、2023年から「クリスタル」ブランドの下、クルーズを再開した。クリスタルを保有するA&Kトラベルグループは、アバクロンビー&ケント(創設者兼名誉会長/ジェフリー・ケント氏)とヘリテージ・グループ・モナコ(所有/ルフェーブル家)の合弁会社。
写真提供:クリスタル
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