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三井オーシャンフジ、横浜港からデビュー

2024.12.02
日本船社

商船三井クルーズは1日、新ブランドの三井オーシャンクルーズから「三井オーシャンフジ」(3万2477トン・写真)を就航させた。横浜市が同日午前に歓迎セレモニーを行った。同船は旧「シーボーン・オデッセイ」。横浜港から出航した同船は別府、釜山、下関に寄港し、7日に東京港に到着する予定だ。来年1月までデビュークルーズ5本とニューイヤークルーズ1本を予定している。

 

商船三井クルーズの向井恒道社長は「本日、三井オーシャンクルーズにとって2隻目の客船を送り出すことができた。この美しいクルーズ船が、日本の伝統文化、海と自然の美しさ、繊細な味わいを体現しながら皆さまを日本の美しい船旅にお連れすることを楽しみにしている」とコメントし、就航まで準備を重ねてきた船長はじめ全乗組員への感謝の意を表した。

 

歓迎セレモニーで横浜市の新保康裕港湾局長は、「上質な空間と、これまで培われたおもてなしを兼ね備えたラグジュアリーなクルーズ船・三井オーシャンフジを本日、新港ふ頭でお迎えできることを心待ちにしていた。デビュークルーズの出発港として横浜港をお選びいただき、大変光栄に思っている。今後も三井オーシャンクルーズに横浜港を発着の拠点としてご利用いただけるよう、尽力していく」と述べた。

 

新港ふ頭客船ターミナルの岡田伸浩社長は、「私たちはこれからも船に乗る皆さまにとって船の出港がより感動的で、思い出深いものになるように一生懸命努力していく。この地で船を見送る多くの人々がいつか三井オーシャンフジに乗りたいなと思うきっかけ作りのお手伝いをしたい。安全で快適で素敵な航海をお祈りする」と話した。

 

商船三井クルーズの山下晶一朗取締役執行役員は、「商船三井クルーズは昨年、新しいクルーズブランド、三井オーシャンクルーズを立ち上げ、『にっぽん丸』を運航してきた。本日、待望の2隻目となる三井オーシャンフジが加わる。三井オーシャンフジのコンセプトは日本の美しい船旅だ。これからこの2隻で魅力的な寄港地観光ツアー、厳選した食材を使った美味しい食事、特別なエンターテインメント、日本の心からのおもてなしを提供していく」と述べた。

 

キム・ロジャー・カールソン船長は、「本日は私たちにとって特別な日だ。三井オーシャンフジは2カ月以上前に日本に来て、スタートに向けて頑張ってきた。乗組員にとっても、お客さまにとっても特別なクルーズとなる。皆さまのおもてなしに感謝している」と話した。

 

同日に三井オーシャンクルーズの公式サイトを開設。三井オーシャンフジの紹介ページも開設した。

三井オーシャンフジ、横浜港からデビュー
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