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JOPA遠藤会長、年頭あいさつ「日本のクルーズは新時代の幕開け」

2025.01.06
業界

日本外航客船協会(JOPA)の遠藤弘之会長(郵船クルーズ社長・写真)は「昨年末には商船三井クルーズから「MITSUI OCEAN FUJI」が就航した。今年は郵船クルーズが「飛鳥Ⅲ」の就航を予定しており各社が複数隻体制で運航する。また、複数社から新規参入する計画も発表され、まさに日本のクルーズは新時代の幕開けを迎えている。当協会として引き続きクルーズ業界の振興に力を注ぎ、クルーズの楽しさを広く伝えていく」など新年のあいさつをした。要旨は下記のとおり。

 

2022年の年末に本格的に再開した外航クルーズもようやく軌道にのり、昨年は通常のオペレーションによる海外ロングクルーズが可能となった。また、国内クルーズも活況を呈し多くの方に乗船していただき日本人のクルーズ人口もコロナ禍前に戻ったと感じている。

 

昨年はクルーズコンサルタント認定試験も実施した。これはクルーズ商品の販売促進を目的にしたもので、290名が合格した。多彩なクルーズ商品が造成されるいま、クルーズに精通した販売要員はマーケットの拡大に大きく寄与する。当協会は引き続き、クルーズに精通した人材の育成に努め、クルーズ業界の振興・発展のため貢献していく。

 

外国クルーズ船についても、大都市のみならず地方の港にも多くが来航し、政府が掲げる「観光立国推進基本計画」の2025年目標「外国クルーズ船の寄港回数2,000回超」にも迫る勢いと聞いている。港で出迎えてくださる市民の方々との交流は乗客にとっても忘れがたい思い出となる。

 

国際定期旅客船についても回復基調にあり、2023年の国際間旅客運送の利用者数は60.2万人、2024年の利用者数は公表前だが、順調に推移していると認識している。一方で、航行安全について改善が求められる事例も発生した。利用者の安心のため、これまでにも増して安全第一を肝に銘じ、取り組んでいく。

 

昨年末には商船三井クルーズの新ブランドMITSUI OCEAN CRUISESから「MITSUI OCEAN FUJI」が就航した。今年は郵船クルーズが「飛鳥Ⅲ」の就航を予定しており各社が複数隻体制で運航する。また、複数社から新規参入する計画も発表され、まさに日本のクルーズは新時代の幕開けを迎えている。当協会として引き続きクルーズ業界の振興に力を注ぎ、クルーズの楽しさを広く伝えていく。

 

JOPA遠藤会長、年頭あいさつ「日本のクルーズは新時代の幕開け」
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