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NCLH、高級ブランドへの大規模投資でモンタギュー氏を監督に任命
ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)は6日、数十億ドル規模に及ぶ高級プランドの船隊拡張を行うため、新たな統括管理体制を発表した。ジェイソン・モンタギュー氏をNCLHのチーフ・ラグジュアリー・オフィサーに2月17日付で任命したもので、同氏はリージェント・セブンシーズ・クルーズとオーシャニア・クルーズの新造・改修プロジェクトを監督する。NCLHは新造船5隻の追加建造や既存船の改修を計画している。
モンタギュー氏はオーシャニアとリージェントの社長兼最高執行責任者(COO)を経て、2022年までリージェントの社長兼最高経営責任者(CEO)を務めた。その後、2年間NCLHの特別顧問に就いていた。NCLHによるプレステージ買収前、同氏はプレステージの最高財務責任者(CFO)兼上級副社長を務め、オーシャニアの立ち上げ、初期Rクラス船舶の購入監督、アポロ・グローバル・マネージメントからの投資確保、リージェントの買収などで重要な役割を果たした。
リージェントのアンドレア・デマルコ社長は3月4日まで現職に留まり、2025年の新しいブランド戦略を策定した後、退任する。
NCLHは今後5年間で大規模な投資を実行する。オーシャニアは今年7月に就航する「アルーラ」(6万7000トン、フィンカンティエリ建造)を皮切りに、2029年までに3隻の新造船を建造する予定。さらに、「マリーナ」(6万6084トン、フィンカンティエリ2011年竣工)と「リビエラ」(6万6172トン、同2012年竣工)を、それぞれ2026年と2027年に改修する。
リージェントは2029年までに新造船2隻を追加するほか、「セブンシーズ・マリナー」(4万8075トン、アトランティック造船2001年竣工)を2025年に、「セブンシーズ・ボイジャー」(4万2363トン、マリオッティ造船2003年竣工)を2026年にリニューアルする。
写真:オーシャニアの「ビスタ」(左)、リージェントの「セブンシーズ・エクスプローラー」(右)
提供:NCLH