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ドバイ港、コスタに初のクルーズ船向けLNG供給
2025.01.09
港
ドバイ港(アラブ首長国連邦)はこのほど、クルーズ船向けに液化天然ガス(LNG)燃料を初めて給油した。コスタ・クルーズの「コスタ・スメラルダ」(183900トン、マイヤーベルフト建造、2019年竣工)が4日、3つのタンクに約3000立方メートルのLNG燃料を充填した。コスタによると、同船は1回のLNG燃料の補給で、動力として少なくとも2.5週間使用できる。
ゼロ・エミッションの実現に取り組む海運業界は、温室効果ガス(GHG)排出を削減できる最も優れた燃料として、LNG燃料の利用を促進している。ゼロ・エミッションに向けた過渡的な燃料に位置付けられているが、二酸化炭素の直接排出を最大20%削減できることに加え、窒素酸化物や硫黄酸化物の放出をほぼ完全に回避できるため、LNGは最もクリーンな化石燃料の一つとされている。
スメルダは2月末まで、マスカット(オマーン)、ドーハ(カタール)、アブダビ(アラブ首長国連邦)に寄港するドバイ発着の7泊に就航。その後はジェノバ、バルセロナ、ナポリ発の地中海クルーズに戻る。
写真提供:コスタ・クルーズ
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