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RCL、セレブリティ向けの「エッジ・シリーズ」6隻目を発注

2025.01.22
外国船社

ロイヤル・カリビアン・グループ(RCL)は21日、セレブリティ・クルーズ向けに6隻目となる「エッジ・シリーズ」の建造契約を、アトランティック造船と締結したと発表した。納期は2028年。

 

RCLは現在、セレブリティ向けにエッジ・シリーズの5隻目「セレブリティ・エクセル」(12万9500トン)を同造船所で建造中。1月18日に進水したばかりで、今年11月にバハマ/メキシコ・クルーズでデビュー予定。今回発注した新造船はこれに続くもので、「エクセル・クラス」としては第2船になる。従来の重油のほか、LNGやエタノールなどにも対応できる三元燃料エンジンを搭載する。

 

エクセル・クラスは姉妹船4隻のエッジ・クラスをバージョンアップしたもので、エクセル・クラスを含めて「エッジ・シリーズ」と呼んでいる。シリーズ船にはシンボリックな世界初の洋上昇降式プラットフォーム「マジック・カーペット」を設置している。

 

セレブリティは同日、新造船に新たなアイデアを盛り込むため、乗客参加型のプロジェクト「エクセル・ドリーム・メーカーズ」を開始すると発表。オンライン投票やイベントを通じて一般からの声を集め、料理、インテリア・デザイン、エンターテーメントを最終決定する。

 

具体的にはテキスタイルの選択、インテリア・デザイン要素の管理、サービス提供のキュレーション、テーブルセッティング選び、食事のコンセプトづくり、主要ショーに関する意見の提供、小道具や衣装の選定、プレイリストの選択、船上の重要なエンターテイメント職の任命などの決定が、一般の参加者らの手に委ねられるという。

 

エッジ・シリーズはこれまで「セレブリティ・アセント」(14万600トン、2023年竣工)、「セレブリティ・ビヨンド」(同、2022年竣工)、「セレブリティ・エイペックス」(12万9500トン、2021年竣工)、「セレブリティ・エッジ」(同、2018年竣工)が就航している。

 

写真提供:セレブリティ・クルーズ

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