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フィンカンティエリ、NCL向け22万6000トン型4隻を正式受注

2025.02.06
業界

フィンカンティエリは5日、ノルウェージャン・クルーズライン・ホールディングス(NCLH)から22万6000トン型客船4隻の建造を正式に受注したことを明らかにした。NCLH傘下のノルウェージャン・クルーズ・ライン(NCL)向けに新造するもので、NCLとしては過去最大船型となる。

 

この新造契約は昨年4月に基本合意書(LOI)を交わし発表していた。今回の契約について同社は「20億ユーロを超える価値」としている。

 

建造ヤードはフィンカンティエリのモンファルコーネ造船所。納期は2030年、2032年、2034年、2036年。5100以上のベッドを備え、8300人以上の乗員乗客を収容できる。

 

フィンカンティエリはすでに「プリマ・クラス」の「ノルウェージャン・プリマ」(14万3535トン、2022年竣工)と「ノルウェージャン・ビバ」(同、2023年竣工)を納入。さらに、同社はマルゲーラ造船所で建造中の「プリマ・プラス・クラス」の第1船「ノルウェージャン・アクア」(15万6300トン)を数カ月以内に引き渡す。シリーズ第2船の「ノルウェージャン・ルナ」は2026年にモンファルコーネで竣工する予定。

 

現在、NCLが運航している最大客船は、マイヤー・ベルフトで建造した「ブレイクアウェイ・プラス・クラス」の最終船「ノルウェージャン・アンコール」(16万9116トン、2019年竣工)。

 

写真:アクアとルナ(イメージ) 提供:NCL

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