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「ウインド・サーフ」のリニューアル施設を公開
ウインドスター・クルーズはこのほど、改装中の帆装客船「ウインドサーフ」(1万4745トン、乗客定員342人)のダイニングルームなどのパブリックスペースやスイートルームを公開した。
メインロビーとレセプション・エリアを全面改装したほか、「ヨットクラブ・カフェ」、「コンパス・ローズ・バー&ラウンジ」、「アンフォラ・レストラン&ワインルーム」、「プールバー&デッキ」をリニューアル。オーナーズ・スイート、「スター・ブティック」、パブリック・トイレを手直しする一方、全客室のテレビを入れ替えた。
新たな施設も登場した。「シーアイランド・スイート」はジョージア州のリゾート、シーアイランドをイメージしたもの。シーグラスグリーンの色調、曲線的なアーチ、洗練された木製家具などで装飾。建築家アディソン・ミズナーのデザインを彷彿とさせる雰囲気に仕上げた。
「ブロードムーア・スイート」は、コロラド州のリゾート、ブロードムーアにあやかったもの。クラシックな家具、花をモチーフにした装飾、幅広のクラウンモールディング、ゴールド仕上げの白いトリムなどで、伝統的なインテリアに彩りを加えている。特注の壁紙は同リゾートの創始者スペンサー・ペンローズの妻ジュリー・ペンローズ氏がデザインし、ブロードムーア本館の壁を忠実に再現した。
これらの改装はリニューアル・プロジェクトの第1段階として行ったもので、最終的に客室の調度品を新調し、ソフトグッズ、内装も一新する。第2段階では、「ステラ・ビストロ」、ベランダ、フィットネススタジオを刷新。同船のプロジェクトは2026年12月に完了する予定。
「ウインド・サーフ」、「ウインド・スター」(5397トン)、「ウインド・スピリット」(5307トン)の帆装客船3隻はすべて、複数年にわたってデザイン変更とアップデートを段階的に進めている。サーフに加えスターも既に、第1段階の改装を終了している。第2段階の工事は2026年4月に予定している。
スピリットのリニューアルは第1段階が2026年4月、第2段階は2027年3月に実施する計画。
写真提供:ウインドスター・クルーズ


