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業績好調のバイキング、2024年通期で黒字転換

2025.03.13
業界

バイキングの2024年第4四半期(2024年10月〜12月)の売上高は13億4972万ドル(前年同期比21%増)、純利益は1億417万ドルとなり、前年同期の純損失5億9376万ドルから大幅に収支が改善した。

 

この結果、2024年通期(2024年1月〜12月)の売上高は前年比13%増の53億3388万ドル、純利益は前年の18億5009万ドルの損失から1億5297万ドルの黒字に転換した。

 

第4四半期のキャパシティPCD(全船の運航日数×ベッド数)は、2023年の同時期と比較して10.9%増加。2024年第4四半期の稼働率は92.1%(前年同期91.8%)だった。粗利益は4億7,200万ドルで、前年同期に比べて1億700万ドル(29.3%)の増収。調整後粗利益(運航費用および船舶の減価償却費と減損費を調整した粗利益)は8億6,870万ドルとなり、前年同期比で1億4,210万ドル(19.6%)増加した。

 

純利回りは5億700万ドルで、前年同期比7.4%増。調整後EBITDA(金利・税金・償却前利益)は3億590万ドルで、2023年第4四半期と比較して8,700万ドル(39.7%)増加した。希薄化後EPSは0.24ドル、調整後EPSは0.45ドルだった。

 

2024年通期の粗利益は前年比で22.5%増、調整後粗利益は14.0%増。純利回りは543ドルで、2023年の同時期と比較して7.4%増加した。調整後EBITDAは13億4830万ドルで、前年比で23.7%の増益。希薄化後EPS(1株当たり純利益)は0.36ドル、調整後EPSは1.86ドルだった。

 

2025年2月23日現在、バイキングは2025年シーズンについて、キャパシティPCDベースで88%の予約を達成している。

 

通期のオーシャン部門の売上高は21億9604万ドル(前年比13%増)、調整後粗利益は15億1743万ドル(同12%増)だった。一方、リバー部門は売上高26億5440万ドル(同13%増)、調整後粗利益は16億3355万ドル(同16%増)だった。

 

2024年12月末現在の運航船(含むチャーター船および「バイキング・イー・ドゥン」)は、オーシャン部門11隻(前年9隻)、リバー部門71隻(同70隻)となっている。

 

写真提供:バイキング

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