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次世代船「ノルウェージャン・アクア」引き渡し、並行してルナが進水
フィンカンティエリは13日、マルゲーラ造船所で建造したノルウェージャン・クルーズ・ライン向け新造船「ノルウェージャン・アクア」(15万6300トン、乗客定員3571人)を引き渡した。同船は「プリマ・プラス・クラス」と呼ばれる次世代シリーズの第1船。フィンカティエリがNCL向けに建造したのは、これが20隻目となった。
また、同造船所ではアクアの引き渡しと並行して、シリーズ第2船の「ノルウェージャン・ルナ」の進水を完了した。同船は2026年春の竣工予定で、アクアが使用していたフローティング・ドックに移動し、内装や調度品の取り付けなどの工事が行われる。
「プリマ・プラス・クラス」は、「ノルウェージャン・プリマ」(14万3535トン、2022年竣工)、「ノルウェージャン・ビバ」(同、2023竣工)をベースに、サイズ、定員ともにこれら2隻に比べ10%大型化している。
ジェットコースターとウォータースライダーを組み合わせた「アクア・スライドコースター」や、パックマン、ドンキーコング、マリオブラザーズなどのレトロなアーケードゲームから、バーチャルリアリティゲームまで楽しめる「アクア・ゲームゾーン」、さらにインタラクティブなLEDフロアを備えたハイテク・デジタル・スポーツ・コンプレックスなど、新機軸が数多く盛り込まれている。NCL初のタイ料理専門レストランも開設した。
アクアはヨーロッパでの初航海シリーズの一環として、3月28日にサウサンプトンを発ち大西洋を横断。ボストンとニューヨークで就航イベントを開催した後、4月13日にはNCLのブランド・アンバサダーであり、アクアのゴッドファーザーを務める俳優エリック・ストーンストリート氏による祝賀式典をマイアミで行い、正式に命名する。
同船は4月から8月にかけてポートカナベラル発着のカリブ海クルーズ7泊に、8月から9月はニューヨーク発着のバミューダ・クルーズ(5泊・7泊)に就航。その後カリブ海に戻り、マイアミ発着の7泊クルーズを展開する。ルナは2026年4月からマイアミ発着のカリブ海クルーズ7泊を通年運航する予定。
写真提供:NCL
