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「アドラ・フローラ・シティ」のペイント・デザイン、敦煌の壁画をモチーフ

2025.03.27
外国船社

アドラ・クルーズは26日、中国で建造する2隻目の大型客船「アドラ・フローラ・シティ」(14万1800トン、2026年竣工予定)のペイント・デザインを発表した。中国建造の第1船「アドラ・マジック・シティ」(13万6201トン)と同様のコンセプトを採用し、敦煌の壁画をモチーフに「海上シルクロード」をテーマにした塗装が施される。

 

フローラ・シティのペイント・デザインは、敦煌の壁画の飛翔するリボンや散りばめられた花の要素を中心に、中国美学の古典的な色彩を選択し、巧みな線で壮大で調和のとれたシーンを描き出している。空飛ぶ仙女が花をまく姿は「花の都」の名にふさわしく、クルーズ船が新時代の「海上シルクロード」で世界を結ぶことを象徴している、としている。

 

同船は2026年末までの竣工予定で、上海外高橋造船で建造中。現在、船体全体の構造が完成し、客室の積み付け工事が始まっている。姉妹船のマジック・シティより一回りサイズアップし、最大乗客数は5232人。パブリックスペースやエンターテインメント、アクティビティも全面的にアップグレードする。

 

写真提供:アドラ・クルーズ

「アドラ・フローラ・シティ」のペイント・デザイン、敦煌の壁画をモチーフ
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