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MSCとアトランティック、3隻の引き渡し、起工、スチールカットで式典開催
MSCクルーズとアトランティック造船は27日、「ワールド・クラス」3隻の竣工・引き渡し、起工、スチールカットの3つの式典をフランスのサン・ナゼール造船所で開催した。
竣工した「MSCワールド・アメリカ」は、「MSCワールド・ヨーロッパ」に続くシリーズ第2船。同船は21万6638トン、全長333.4メートル、幅46.9メートル、総乗客数6762人、乗組員2138人、客室数2614室。
起工(キール・レーイング)したのは第3船の「MSCワールド・アジア」で、船の安全と幸運を祈念したコインセレモニーを執り行った。また、この日初めて船名を発表した第4船「MSCワールド・アトランティック」のスチール・カットも実施、工事作業を開始した。
節目となった式典には、MSCの創設者兼グループ会長のジャンルイジ・アポンテ氏、MSCグループクルーズ部門会長のピエルフランチェスコ・ヴァーゴ氏、アトランティック造船ゼネラル・マネージャーのローラン・カスタン氏、フランス産業エネルギー大臣のマルク・フェラッチ氏らが出席した。
引き渡されたワールド・アメリカはMSCの23番目の客船。4月9日に最新鋭のMSCマイアミ・クルーズ・ターミナルで正式に命名される。
同船の初カリブ海クルーズシーズンは、マイアミ発着で4月12日から始まる。東カリブ海クルーズ7泊にはドミニカ共和国のプエルトプラタ、プエルトリコのサンファン、MSCクルーズのプライベートアイランドであるオーシャンケイMSCマリンリザーブへの寄港が含まれる。西カリブ海クルーズ7泊では、メキシコのコスタマヤとコスメル、ホンジュラスのロアタン島、オーシャンケイを訪れる。東西カリブ海を合わせた14泊クルーズも設定している。
ワールド・アジアは2026年冬から2027年冬にかけて、フランス、イタリア、スペイン、マルタを巡る地中海クルーズに就航予定。ワールド・アトランティックは、2027年冬季からポートカナベラル拠点にカリブ海クルーズを展開する。
写真提供:MSCクルーズ
