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「MSCワールド・アメリカ」、マイアミの新専用ターミナルで命名式開催
2025.04.11
外国船社
MSCクルーズは9日、新造船「MSCワールド・アメリカ」(21万5863トン)の命名式典を、同社の新しいマイアミ・クルーズターミナルで開催した。女優でトーク番組の司会者でもあるドリュー・バリモアさんがゴッドマザーとして登壇し、伝統的なリボンカットとシャンパンボトル割りで船の門出を祝った。
式典には俳優のオーランド・ブルームさんも同席した。2人が出演するMSCクルーズのテレビコマーシャル「Let’s Holiday」キャンペーンは、今年のスーパーボウルでも公開され話題となった。
命名式はライブ・パフォーマンスやスピーチのほか、ガラディナー、マイアミのスカイラインを背景にしたドローンと花火のショーで締めくくった。 式典後、ワールド・アメリカは参加者を乗せバハマにあるプライベート・アイランド「オーシャンキーMSCマリーンリザーブ」へ向け、2泊の特別航海へ出発した。
島では、MSC財団による「海洋保護センター」の開設式も行う。同センターは、気候変動の影響を受けたサンゴ礁の再生を目指す「スーパーコーラルリーフ・プログラム」の拠点となる予定。
ワールド・アメリカは、「MSCワールド・エウローパ」に続く「ワールド・クラス」の第2船。建造はアトランティック造船所。全長333メートル、幅47メートル、乗客定員5240人(総乗客数6774人)、乗組員2138人、客室数2614。
同船は4月12日に初航海を行った後、マイアミ発着でカリブ海クルーズ(7〜14泊)を展開する。
写真:Anthony Devlin,Getty Images for MSC Cruises


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