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仏領ポリネシアの大統領、シーボーン・パシュートを訪問
2025.04.17
外国船社
フランス領ポリネシアのモエタイ・ブラザーソン大統領が先週、タヒチのパペーテに寄港した「シーボーン・パシュート」(2万3615トン)を訪問した。
同船を運航するシーボーン・クルーズが16日明らかにした。公式訪問は今回が初めて。大統領一行は歓迎レセプション、船長ら幹部との夕食会に出席、船内や搭載している潜水艇を見学した。
ブラザーソン大統領は「この素晴らしい船が体現するスピリットに感銘を受けた。文化、自然、そして手つかずでありながらも、脆弱な生態系の中で生きる私たち人間の立場への配慮が、このクルーズを際立たせている。数時間の間、まるでジェームズ・ボンド、シルビア・アール(米国の海洋生物学者・探検家)、そしてウェスト・ハンセン(米国のカヤック、カヌー探検家)になったような気分だった」と語った。
シーボーンのマーク・タミス社長は、「フランス領ポリネシアは、私たちが訪れる中で最も畏敬の念を抱かせる場所の一つ。私たちの探検プログラムの核心である探検の精神と見事に調和している。この素晴らしい地域とのつながりを、これからも深めていくことを楽しみにしている」と述べた。
パシュートは、シーボーンが建造した2隻のラグジュアリー探検船のうちの1隻。世界最高クラスの設備を備え、科学者、学者、博物学者などからなる23人の専門探検隊が率いている。現政権は観光事業、特にクルーズと探検事業の拡大に注力しており、「今回の訪問はシーボーンのこの地域における存在感と事業拡大にとって貴重な機会となった」(同社)としている。
写真提供:シーボーン

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