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韓国旅行の楽しさ紹介、釜山や大阪からライブ中継も

2021.04.22
フェリー

日韓フェリー「パンスタードリーム」のサンスターライン(大阪市)は17日、韓国旅行の需要創出を目的として、オンラインセミナー「行こうよ釜山、船旅で」を開催した。同船は大阪~釜山間に就航しているが、新型コロナウイルス感染拡大により政府の要請を受けて、現在は旅客輸送を停止している。セミナーでは、韓国の旅行関係者などが、釜山の高層展望台からや大阪で韓国文化が体験できる施設から中継で結ぶなどライブ感のある演出で楽しませた。

冒頭、サンスターの担当者から「日本にいながら少しでも韓国を感じてもらいたい」と趣旨を説明。同船が2002年のサッカーの日韓ワールドカップを契機に就航し、来年20周年を迎えることも話した。韓国観光公社大阪支店は、釜山での現在の感染者数の推移や、韓国でのソーシャル・ディスタンスの状況などコロナ禍の韓国について説明。釜山ならではのグルメや観光地を紹介した。釜山観光公社大阪事務所は、ドラマ「愛の不時着」が撮影されたコモドホテルなど、人気のドラマ・ロケ地を巡るコースを取り上げた。昨年、市内の海雲台に完成した高層ビル「エルシティ・ランドマークタワー」は韓国で2番目の高さで、その100階展望フロア(高さ411.6m)にある「釜山Xザ・スカイ展望台」からウェブ中継が行われた。展望台で「世界で一番高いところにあるスターバックスから」と紹介し、釜山の眺めを実際に映した。駐大阪韓国文化院からも、韓国の文化体験で中継した。大阪大学の赤井伸郎教授は、2019年に同船を利用したゼミ合宿について話した。コロナ収束後に運航再開された際は、「移動時間の長さをデメリットだと感じさせない船内での過ごし方を考える。合宿や団体旅行としての船内での一体感をPRする」など集客方法などコメントした。旅行大手エイチ・アイ・エスの担当者はプロモーション・ビデオで同船を使った旅行を紹介。船旅では荷物の重さを気にしなくてよいことなどメリットも強調した。最後にサンスターから、「セミナーはキャンセル待ちの方もあって、関西以外からも参加していただきありがたい。これからも国際交流に貢献していきたい」と閉会のあいさつを行った。セミナー概要はYouTubeでも紹介している。

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