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舞鶴港に新ターミナル完成、飛鳥Ⅱが寄港
2021.04.09
港
京都舞鶴港第2埠頭に新しく旅客ターミナル「京都舞鶴港うみとびら」が完成し、1日から供用開始された。クルーズ客船の増加に対応するため、京都府は旅客ターミナルを2015年に新設して供用開始。その後も大型客船の寄港が増加したため、隣接する貨物上屋を改修して新しく20年度事業として今回整備した。CIQ(税関・出入国管理・検疫)エリア、旅客用待合スペースなど(約600平方m)があり、イベントでの利用も可能。今回供用開始したターミナルは、最高級京壁と同じ「聚楽色」に統一。歴史的街並みと調和し、自然景観を損ねないようにした。「うみとびら」は両棟の総称。名称は一般公募で、応募数263件から千葉県在住の女性の案が選ばれた。名称コンセプトは、京都の海の玄関口をイメージするターミナル名であり、地元住民に親しまれ同港が地域振興の核となるような名称としたとしている。先月30日には、市民見学会も開催された。3日、供用開始後の初めての客船として郵船クルーズの「飛鳥Ⅱ」が寄港した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、客船が入港したのは19年10月以来、約1年半ぶりとなった。同船は18日にも寄港予定。写真左は、飛鳥Ⅱが寄港した新ターミナル「うみとびら」。写真右はターミナル内部で、壁や天井は倉庫の面影を残し落ち着いた色調で整えた。
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